2011年度八王子市予算編成に関する重点要望及び分野別要望書
八王子市長 黒須 隆一 殿
日本共産党八王子市議会議員団
市議会議員 山口 和男
同 山越 拓児
同 松本 良子
同 鈴木 勇次
同 狩野 宏子
八王子地区くらし雇用相談室長
青柳有希子
貴職をはじめ職員の皆様のご努力に敬意を表します。
リーマン・ショックから2年がたち、大企業の生産はV字回復をはたして利益を急増させています。しかし、民間企業の賃金は、この1年間で平均23万7千円も減り、過去最大の落ち込みをみせています。多くの中小企業から、「大不況にくわえて急激な円高で、いよいよ立ち行かない」との悲鳴が聞こえてきます。大学や高校を卒業しても就職先のない若者が激増し、新卒者の就職難は「超氷河期」といわれる深刻な事態であり、青年のひきこもりが急増するなど新たな社会問題となっています。この夏は、高齢者の所在不明が全国で相次ぎ、無縁社会の広がりが指摘されています。こうしたもとで、市民の暮らしを支える地方自治体の役割を発揮することが強く求められます。
黒須市政は11年間で、地方債残高の大幅な縮減、不登校児童・生徒のための高尾山学園の開設、1小学校1学童保育所の設置、ごみの資源化による館清掃工場の廃止、市民力によるカサド・チェロコンクールの開催、下水道の完成や上川町の産業廃棄物処分場計画地の公有化など環境問題への対応、産業振興や雇用対策での従来にない取り組みや沖セミの事業継続、国保税・下水道料金など公共料金の抑制など多くの成果をあげられました。
2011年度予算は、黒須市政3期目最後の予算編成となります。市民の多くが注目しているところです。新年度の予算編成にあたり特に重要と考える要望とともに、この間私どもが実施した「くらしと政治にかんするアンケート」(約1800件の回答)にご協力をいただいた市民の声などを整理し、分野別要望書としてまとめました。新年度予算並びに今後の市政運営に反映していただくよう、よろしくお願いいたします。
【重点要望】
1、 世界の先進主要国の中で日本だけがこの十数年間、平均賃金が引き下げられ、デフレが進行してGDPも減少し、成長どころか衰退する状態となっています。一方、大企業はこの1年間だけでも内部留保を233兆円から244兆円へ11兆円も増やし、「空前の金余り」と言われています。1年間に増やした11兆円のうちわずか3.4%を使うだけで、就職も進学もできない新卒者15万7千人を雇って1年間給料も払うことができると指摘されています。日本経済の異常を正すために、市としても労働者派遣法の抜本改正や最低賃金の引き上げなど雇用政策の改善を求め、国や関係機関に働きかけること。中小企業の状況も踏まえて、2009年度に行った雇用維持奨励金制度を実施すること。大幅な雇用が期待される医療・介護の分野では、待遇改善のための助成制度の活用、充実を図ること。
2、 非正規雇用の増大で最も深刻な影響を受けているのが日本の次代を担う若者たちです。本市でも若者の完全失業者が7600人を超え、国の実態調査から本市では3200人を超える若者がひきこもりとなっていると推測されます。足立区で大きな成果を上げている若者サポートステーションなどの実績を生かして、本市でも若者たちの雇用支援に積極的に取り組むこと。
3、 生活保護受給世帯の増加に示されるように市民生活はさらに深刻となっています。政府の国民健康保険制度の広域化方針により国保税への値上げの圧力が強まっています。この間の努力を継続し、国保税、保育料、下水道料金、公共施設使用料など公共料金の値上げを行わないこと。
4、 2009年度より保険料段階の細分化により介護保険料の引き下げが行われましたが、第2段階で月額59円と限定的です。一方、第2段階の普通徴収収入率が78.1%、滞納者は696人にも上っています。介護保険料の滞納が2年間続くと利用料負担が3割負担になってしまいます。低所得者対策として介護保険料の減免制度を設けること。
5、 本市の特別養護老人ホームの待機者が1800人を超え、そのうち重度の方が400人を超えていることが昨年の国の調査により明らかになりました。昨年度予算要望時に紹介した横浜市では、03年度から「待機者ゼロ作戦」をかかげ、今年度まで年間900床の整備を行い、来年度から年間300床の整備を続けるとしています。本市でも特別養護老人ホームの増設、市民入所枠の拡大により定員を増やし、待機者ゼロをめざすこと。
6、 市内二つの中核病院で不祥事が相次ぐ事態は、巨額な市税を投入し誘致した経緯からも極めて憂慮すべきことです。東京医科大学医療センターでは、初診を受け付けない診療科目が呼吸器内科など3科目も生まれています。このような状況を改善し、中核病院にふさわしい医療体制となるよう要請すること。また、都立八王子小児病院移転に伴いNICUを一日も早く中核病院に設置できるよう関係機関に働きかけること。
7、 子どもを細菌性髄膜炎の危険から守るために、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンの予防接種について、公費助成制度を設けること。女性の命を守るために、子宮頸がんワクチンの予防接種について、国も積極的に対応する姿勢を見せていることから、本市としても公費助成制度を設けること。
8、 本市の保育所待機児は、定員増の努力にもかかわらず、本年4月1日時点で496人。これは全都で世田谷区725人、練馬区552人に次ぐ多さです。9月補正予算で保育園分園整備が措置されましたが、いっそうの努力が求められています。保育園整備計画を前倒しで実施し、用地確保のために公有地の活用を図ること。市立保育園の増改築、新設など、認可保育園を中心とした保育定員の拡大を行うこと。民主党政権が”待機児ゼロ”の名のもと、市町村の保育義務をなくし、保護者と事業者の直接契約の方法に変えようとしていることは、保育を市場化し、行政責任を放棄するものであり、市長会として反対すること。公立保育所への国庫負担の復活を求めること。
9、 貧困の広がりがさらに深刻となり子どもの健康への影響、学力低下、児童虐待などの要因となっています。貧困の連鎖をいかに防ぐかが課題となっているもとで、2009年度、就学援助申請者のうち1127名が非認定となっていることは重大です。無償で受けられる義務教育を保障する点からも認定基準を現行の生活保護基準の1.1倍から1.3倍に引き上げること。
10、 中学校給食が実施され1年半が経過し、改善努力にもかかわらず、喫食率は20%程度を推移しています。北九州市では3方式(デリバリーランチ、民間委託給食センター、親子方式)のモデル事業を経て、総合的な判断により親子方式での完全給食を実現しました。本市としても改善要望に応え、隣接小中学校間や小中一貫校など可能な学校から親子方式の導入を検討し、実施すること。
11、 今夏の異常な暑さの中、教室の温度が39度にも達し、水にぬらしたバンダナを首に巻かせて授業をしたなど健康被害も考えなければならず、正常な教育環境とは言えない事態が生まれています。23区では今年度末で普通教室も完全に空調設備が整う中、八王子市の普通教室のクーラー設置率は4%にとどまっています。普通教室へ空調機設置計画をつくり、早急な対応を図ること。国や東京都に対し財政支援を求めること。60校が残されている学校体育館の耐震工事について早期完了をめざすこと。
12、 市内の中小企業者の仕事を確保するため、小規模工事等見積参加者登録制度を本格実施すること。住宅リフォーム助成制度を新設するとともに、耐震補強工事助成制度について寝室など部分改修でも使えるよう改善すること。国分寺市では、ごみ収集業務の委託金額が低すぎて収集ができなくなる混乱が生まれた反省から公契約条例の制定が目前です。本市では公契約条例の検討会が設置されましたが、早期に制定し、公契約下で働く労働者の賃金水準を改善すること。
13、 私どもも長い間要求してきた容器包装プラスチックごみの資源物収集が10月から始まり、不燃ごみは大幅な減量となります。今後、ごみ減量の最大の課題は可燃ごみの4割を占める生ごみの資源化です。今年2月に私どもが行った生ごみを考えるつどいには220名の方が参加し、長井市の菅野芳秀氏の講演に多くの方が感動し、市民の関心もきわめて高く、多くの実践例も報告されました。 来年度行う廃棄物処理計画の見直し、生ごみ堆肥化、資源化の総合的な方針の策定に当たっては、長井市など先進自治体や小金井市、日野市など近隣都市の情報収集も行い、市民の実践例なども十分生かしたものにすること。
14、 新政権による大型公共事業の見直しや国家財政の深刻な事態の中で、圏央道西インターのフル化の見通しが明確にならない今日、川口物流拠点計画や北西部幹線道路計画は中止すること。
15、 市の財政に大きな影響を与えてきた八王子駅南口再開発事業や庁舎の大規模改修が22年度で終了します。23年度の税収見通しや地方交付税をどのように見込むのか、臨時財政対策債をどうするのか、難しい選択もあると思われますが、この間実現できなかった切実な市民要望を積極的に予算化し、市民が夢と希望、元気がもてるような予算になることを強く期待いたします。
【分野別要望書】
一、 貧困をなくし、市民の命と暮らしを守るために
1. 生活安定応援事業における生活相談窓口、関係機関からなるネットワーク会議を継続させ、充実した支援を行なうこと。
2. 生活保護申請手続きにおいて、ホームレスの場合には本人の自筆署名で可とし、押印がなくても申請を受け取るようにし、押印の簡略化を図ること。
3. 多重債務者救済策として、単に法テラスの紹介をするだけでなく、国立市の取り組みに学び、市が独自に多重債務者の債務や過払いの額を計算したうえで、弁護士を紹介し、貸金業者に対する債務を圧縮し過払い金の返還を積極的に支援すること。
4. 生活保護費老齢加算の復活を国につよく働きかけること。
5. 生活保護受給者の医療券方式に代わり、必要な時にすぐに医療機関に行けるよう「医療証」制度にするよう引き続き国に働きかけること。
6. 失業、倒産、廃業により収入が激減した市民を対象とした国民健康保険税の減免の基準について生活保護基準の1.15倍から1.2倍へと引き上げるなど制度の拡充を図ること。保険税軽減の対象となった失業者について、国が対象としていない「自己都合」退職者も実情を考慮して対象とすること。
7. 厚生労働省は、9月に国民健康保険の患者窓口負担の減額・免除について減免額の2分の1を国が特別調整交付金で負担する方針を明らかにし、国の基準は最低限を示すもので市町村が自主的に上積みを行うことは望ましいと国会で答弁している。本市において、低所得者の窓口負担減免の制度を拡充すること。
8. 東京都住宅供給公社や都市再生機構の賃貸住宅において、生活保護の住宅扶助基準内の家賃となる物件については、生活保護世帯でも入居できるよう関係機関に働きかけること。また、公営住宅に準じた家賃減免制度が設けられるように引き続き働きかけること。
9. 特定健康診査及びがん検診の受診期間が1月末となっているが、受診率が低下していることもふまえ、延長すること。
10. 特定保健指導の受診率が低いことをふまえ、指定された日時・場所においてのみだけでなく、健康診査を受診した医療機関でも受けられるようにするなど、改善すること。
11. 診療所や医院など医療施設がない、いわゆる無医地域に対し、インフルエンザの集団接種や、集団健康診査などを実施し予防医療につとめること。
12. がん検診受診料の値上げを行なわないこと。
13. 乳がん検診のマンモグラフィ検診は、40歳以上の方を対象に2年に1回とされているが、審査結果が疑いありという場合には、翌年も続けてマンモグラフィ検査を受診できるようにすること。
14. 前立腺がん検診を検診メニューに追加すること。
15. 北野台公園、大塚公園などに設置された健康遊具を他の公園にも広げ、健康づくりに貢献すること。
二、 子育てと教育の願いに応えるために
(1)子育てに関すること
16. 公立保育園の改修を行い、沐浴室の整備や保育士の新規採用などゼロ歳児受け入れの条件を整え、低年齢児の受け入れを進めること。
17. 義務教育就学児医療費助成制度において、所得制限を撤廃するとともに、通院1回200円の窓口負担をなくすこと。
18. 小中学生のインフルエンザ予防接種費用の助成制度を設けること。
19. 学童保育所における障害児の受け入れを6年生まで拡大すること。
20. 学童保育所で待機児が出ているところや、児童数に見合った施設が整っていないところがあるので、学童保育所を増やし設備の改善を行うこと。
21. 子育て支援サークルを対象として、市民センターや生涯学習センターなど有料施設の使用料減免制度を設けるか、助成制度を設けること。
22. 子どもの権利条約普及啓発活動を充実させ、八王子市子どもの権利条例を制定すること。
23. 小児休日・全夜間救急医療は、中核病院による輪番制になっているが、どちらかでかかりつけになっている場合は、当番以外の日にも診療を受けられるようにすること。
(2)教育に関すること
24. 35人学級スタートに向け、教室の確保など準備を怠りなく進めること。
25. 学校図書館に専任の司書配置をめざし、現在の支援サポートセンターをさらに充実すること。
26. 学校のトイレの改善を図るため2系列全てのトイレの修繕計画を作り、計画的に実施すること。
27. 学校校舎の高所窓ガラス清掃は毎年行なうこと。
28. 上川小学校・恩方第二小学校の適正配置計画は地元やPTAの存続の意見を尊重して見直すこと。
29. 学校管理員制度は、学校長の指示で働くことや労働時間での単価契約となっていることから労働者性が強く委託契約から従来の制度に戻すこと。
30. 小学校校舎内に学童保育所が設置されることも多くなっていることから、小学校教員と学童保育所指導員の連絡・連携の機会を増やし、子どもの成長に有機的に関われるよう努めること。
三、 高齢者・障害者の暮らしを守り介護を充実させるために
31. 第1号被保険者の介護保険料負担をおさえるために、国庫負担割合を30%にするよう国に働きかけること。少なくとも財政調整交付金を現行の国庫負担金25%の枠外とするよう引き続き国に働きかけること。
32. ホームヘルプサービスの自己負担軽減措置を、国及び東京都に要求すること。市としても何らかの措置を講じること。
33. 高齢者の肺炎予防のために、肺炎球菌ワクチン接種費用の助成制度を設けること。
34. 施設利用における食費や滞在費などについて、国に対し負担軽減を求めるとともに、市として低所得者への助成制度を設けること。
35. 療養病床の削減やリハビリ制限を見直し、市民が安心して療養やリハビリを受けられる環境を整えるよう国に働きかけること。
36. 入院時の紙おむつ代について、負担軽減のために助成制度を設けること。
37. シルバーパスについて5千円や1万円のパス発行と、多摩モノレールでも利用できるよう都に改善を求めること。
38. 障害者差別禁止条例(仮称)を制定すること。
39. 利用予約が1ヶ月前からとなっていて利用希望の多い障害者用リフト付自動車を増車すること。
40. 重度知的障害者、精神障害者のグループホームをはじめ、必要な施設整備を進めること。
41. 身体障害者手帳や精神保健福祉手帳取得に必要な医師の診断書料について、障害者の負担軽減のため助成制度を設けること。
42. 障害者の近隣に住む親族が所有し、障害者の通院・通学・介護などのために使用する軽自動車について、軽自動車税減免の対象とすること。また、事前申請を受け付けられるよう改善すること。
43. 都営長房北団地の建て替えに当たっては、当初計画にあった障害者の通所施設を設置すること。
44. ヒアリングループ(磁気誘導ループ)を設置している公共施設について、福祉のてびきに掲載するなどPRに努め、利用の拡大を図ること。
四、 雇用・中小企業支援、都市農業の振興のために
45. 雇用奨励交付金を増額し、青年の雇用を促進すること。
46. OKIセミコンダクター社とローム本社に対し、半導体市況の回復の中で、東浅川町での事業拡大を要請すること。
47. ダイエー楢原店の空き店舗について、地元住民が安心できる利用となるよう市として対応すること。
48. 買い物の困難な高齢者や障害者に対し、商店会などが行う商品配達サービス事業に対する支援の仕組みをつくること。
49. 団地商店街を支えるため関係機関へ家賃の値下げを働きかけるとともに、これらの商店が地域コミュニティを支える役割を発揮していることも考慮して家賃助成制度を設けること。
50. 地場農産物の直売施設を市の南部地域につくり、農業者の生産を励ますこと。
51. 獣害対策として小規模電気柵などの支援をさらに継続し充実すること。
52. 山林再生事業の利用実績が上がるよう、条件の改善を都に申し入れること。
五、 自然環境・住環境を守り、循環型社会を構築するために
53. 「緑の確保」方針にもとづき、金刀比羅山の公有化をはかること。
54. みころも公園内で寄付により市有地になった山林の管理運営を地元の自然保護団体などの協力を得て行なうこと。
55. 圏央道の工事が原因とみられる榎窪川の沢涸れを一日も早く復旧させるため、関係機関に働きかけること。
56. 裏高尾地区における圏央道による環境影響調査は、アセスを実施したところ以外にも、住民の生活しているところで行なうこと。
57. 市営中野団地の建て替えが切望されており、早期に実施すること。
58. リサイクル可能な陶器、鉄類について資源物として収集すること。
59. 生ごみ処理機の購入費補助を拡大すること。
60. 携帯電話基地局・アンテナ施設の設置については、電磁波過敏症を発症する場合もあるので、事前の住民説明会や対応策を設置者に義務づける仕組みづくりを調査・検討すること。
六、 市民サービスの充実、市民活動・文化・スポーツ活動の発展、平和と民主主義の願い実現のために
61. 市民の身近なサービス窓口である市役所事務所は、対面サービスを基本に現行の配置を維持することを前提とし、地域住民の意向を尊重して対応すること。
62. 地上デジタル放送難視聴区域や共調アンテナ改修が必要な区域・集合住宅について、地上デジタル放送対応ができるよう適切な措置をとるよう国をはじめとした関係機関に求めること。
63. 世界平和市長会議に加盟し、核のない世界実現へ連帯した行動をとること。
64. 八王子空襲が行われた8月2日を「八王子平和の日」とすることなどを盛り込んだ非核平和都市条例(仮称)を制定すること。
65. 初沢町・浅川地下壕を戦争遺跡として市が保存に向けて調査、検討を行なうこと。
七、 安全で快適なまちづくり、防災・防犯のために
66. 元八王子3丁目2510番地先の橋の架け替えについて、河川の測量を含め予算化すること。
67. 元八王子2丁目高速バス停留所から都心方向への乗車をバス会社と交渉し実現すること。
68. 川口川の両岸に遊歩道の整備をすすめること。松枝住宅付近の河川遊歩道にベンチを置き高齢者の外出を助けること。
69. 北浅川の松枝住宅西側から川口町へ渡る橋を建設すること。
70. 大楽寺町211番2先十字路について用地買収も含め広げ、事故が起こらないよう改善を図ること。
71. 大沢川桑の葉通りにある電信柱を撤去し交通の改善を図ること。
72. 元ダイエー楢原店北側の道路について、両側のU字溝をL字溝に替え、地下部分に雨水処理施設を入れ、改善を図る改修を実施し歩行者通行の安全を図ること。
73. 陣馬街道川原宿交差点下恩方町1756番地付近では、大雨が降ると道路の水が低地に流れ込み、床下浸水などの被害が頻繁に起きているので対策を講じること。
74. 左入町・馬場谷戸町会館を車椅子でも利用可能にするために西側緑地を利用して通路を整備すること。
75. 左入町601番地8先西側道路の隅切りをして通行しやすく改善すること。
76. 元八王子1丁目419番地横、高尾街道へ出る道を拡幅すること。
77. 中野町甲の原体育館東側道路の補修を行なうこと。
78. 館ヶ丘団地内のバスルートについて、高齢者、病人、障害者など交通弱者のために、昼間の時間帯1時間に1便程度団地内乗り入れを実施すること。
79. 台町交差点(旧、台町五差路交差点)に歩車分離式信号を早期に実現すること。
80. 緑町973番地周辺の道路排水整備をおこなうこと。
81. あったかホール前の京王バス停に、自動車学校の協力も得るなど敷地の確保に努力して、ベンチと屋根を設置すること。
82. 北野駅前商店街の装飾街路灯で点灯していないものが多いので、点灯させるよう働きかけること。
83. 北野公園野球場東側道路のJR中央本線ガード下に照明がなく、落書きされ放題なので、落書きを消し、安全対策のために照明を設置すること。
84. みなみ野駅前交差点に歩車分離式信号機を設置すること。
85. 七国、みなみ野地域の公園に、すべり台、ジャングルジム、砂場など遊具を設置すること。
86. みなみ野駅構内に設置されている周辺案内図には七国が含まれておらず、旧地名の宇津貫町となっているので、来客者が困っている。設置者に改善を要請すること。
87. 子安町2丁目3番地先丁字路において東西に走る道路を六本杉公園から第六小学校角を左折する際、横断歩道があるのにドライバーが気づくのが遅れて事故になる可能性がある。南北にわたる横断歩道及び一時停止線を表示する安全対策を行なうこと。
88. 打越町60番地付近で将来の都市計画道路用地になっている部分がフェンスで囲まれているが、地域住民が横断できるようフェンスの一部を開放し、横断通行できるようにすること。
89. 国道16号線片倉高校入口交差点において、右折車と直進車の衝突事故防止のために右折専用信号を設置すること。
90. 八王子駅北口入口交差点(甲州街道)に歩車分離式信号を設置すること。
91. 寺田町東交差点を榛名橋方面から右折する時に対向車線の通行が多く渋滞するため、信号機に右折のみ通行可の矢印を設置すること。
92. 楢原町・犬目町にまたがる清水公園にだれでもトイレを設置すること。
93. 八王子駅北口周辺に駐輪帯を増設すること。
94. 中町公園の喫煙場所をなくし、ベンチを設置すること。
95. 市役所通りと秋川街道への交差点は、直進と左折は混みあっていることが多い。一方、右折レーンは比較的すいているので、直進車は右折レーンも走れるよう道路標識を変えること。
96. 松姫通り・桜横町立体手前のクランク状の交差点は交通量も増加し、危険なため、安全対策を講じること。
97. 千人町2丁目と3丁目境の歩行者専用道路について、かなり傷んでいるので全面改修を行なうこと。すでに意味のないガードレールは取り除くこと。
98. 国道20号線追分バス停から都立盲学校までの間、中央線南側には敷設してある点字ブロックを全面的に敷設すること。
99. 20号線につながる並木町2番地と3番地境の道路は交互通行だが、狭い上に見通しが悪く、事故が多発しているので一方通行にすること。
100. 都道59号線「小宮駅入口」交差点から北東へ向かう道は「多摩大橋南」の信号を避けるための抜け道として使用する車が多いが、見通しが悪く危険なので安全対策を講じること。
101. 北八王子駅の北東側、小宮原踏切は、第八小学校の通学路に指定されているが、自動車の通行量が多いうえに、線路沿いの一方通行道路から出てくる車が踏切横断後にすぐ左折するため、大変危険なので安全対策を講じること。
102. 都道59号線「多摩大橋南」交差点の北側、小宮町289-1先(本田書店先)交差点に信号機を設置すること。
103. 第十小学校北側の道路は歩道もなく電柱があるために危険なので、歩行者の安全対策を講じること。
104. 宇津木台小学校北側の道路には162号線から入ってくる車が多く、歩道が片側しかなく危険なため、162号線からの右折禁止、小学校方面から162号線への左折禁止など安全対策を講じること。
105. 中野上町5-10-18先の道路について、降雨時の水はけが悪いので改善すること。通行車両に減速を呼びかける道路標示・警告看板を設置すること。
106. 高尾駅南北自由通路と北口駅前広場の整備については、126億円という費用予測があきらかになった中で、基金の設定や国への財源要請を行い、進めること。
107. 国道20号から中央線初沢踏切への早朝の一方通行については、土・日・祭日についてはすみやかに解除すること。
108. ゲリラ豪雨などによる初沢川の増水による被害をなくすための対策を行なうこと。
109. ハイカーが増加している小仏のバス終点にトイレを設置すること。
110. はちバスのルートで、長房地区の並木町経由のバスがなくなったため、不便となった三軒在家を通るルートを検討すること。
111. 小仏川の駒木野地区にある二つの橋を改修するよう都に働きかけること。
112. 町田街道東浅川交差点(八王子消防署浅川出張所角)の信号を歩車分離にすること。
113. 初沢町1227-4、パークハイツ前の喫煙ゾーンは、地域住民から苦情も多くなっているので、他の場所へ移すこと。
114. 高尾駅南口に交番を設置すること。
115. 裏高尾町駒木野地区の北側、中央線と平行している市道の整備を行なうこと。
116. 多摩御陵の参道の陵南公園前から長房団地に入る信号が、右折車が多いのに直進が長く実態に合っていないので改善するよう働きかけること。
117. 高齢者から各バス停にベンチの設置を求める要望が多くなっているので、バス事業者に設置を要請すること。
118. 長房ふれあい館で住民票や各種届出などができるよう調査、検討すること。
119. 八王子ニュータウン内及び周辺区域の適切な場所(絹ヶ丘交差点など)に八王子ニュータウン及び八王子みなみ野駅を案内する道路案内標識を増やすこと。
120. 別所2丁目44番地・49番地・56番地の丁字路交差点は、横断歩道があるが信号機が設置されていない。大型ショッピングモール「ぐりーんうぉーく多摩」の開業で車の往来が激しくなり、住民や子どもたちが渡れずに困っている。事故も発生しており、一日も早く信号機が設置されるよう働きかけること。
121. 鹿島110番地、松が谷150番地先丁字路(大塚橋)において、都道から上がってくる車やバスから左右の見通しが悪いので、安全に右左折できるよう信号機を設置すること。さしあたって、現在設置されているカーブミラーによる安全確認がしやすよう、角度の調整を行うこと。
122. 鹿島4番地・7番地・10番地の丁字路(公衆電話ボックスが設置されている)において、分譲マンションが建設されるなど車の量も増えていることから、安全のためにカーブミラーを設置すること。その際、障害となる街路樹の適切な剪定を行なうこと。
123. 別所小入口北交差点において、都道から長池公園方面への右折専用信号を設けること。また、同交差点付近に設置されている道路案内標識に長池公園など周辺施設や南大沢などの地名を表示すること。
124. 京王堀之内駅とVIA長池間の通路についてタイルがはがれるなど傷んでいるので補修すること。雨天時に水たまりができる場所があるので改善すること。
125. 打越町1401-5に設置されているカーブミラーについて、対面する車から見て左側だけが設置されているが、右側の安全確認もできるよう右側用も設置すること。
126. 旧三本松小学校横から松が谷5番地・6番地方面に上がっていく近道として階段が設置されているが、舗装されておらず土と石がむき出しのため、雨や雪のときなど歩きにくいとの声が寄せられているので、適切な舗装・改修を行うこと。また、土留めのコンクリート壁が一部壊れているので補修すること。照明が1基だけなので増やすこと。
127. 松が谷5番地から34番地にかけての遊歩道は街路灯が少ないので、安全対策のため増設すること。
128. 松が谷22-1先の丁字路27番地側に街路灯を設置すること。この通りに設置されている他の街路灯が街路樹に隠されてしまっているものがあるので、適切に剪定すること。
129. モノレール松が谷駅構内の設置されている周辺案内図が汚れてきていることや松が谷高校が含まれずに別の案内を設置しているので、松が谷高校を含む広い範囲を表示し、各番地も記入した案内図の設置を要請すること。
130. 京王堀之内駅・三和スーパー出入口への通路が傷んでおり、舗装タイルがはがれているところがある。さらに雨の日には入口が水たまりになり、雨があがった後もしばらく水がひかない場所があるので、管理者に改善を申し入れること。
131. 長久保交差点北側、南大沢学園壱番街から車で出るとき渋滞で出られないことが度々あるという訴えが寄せられているので、警察と協議し信号機を設置するか前後の信号(長久保交差点・首都大学東京入口交差点)を同時に赤にして車の流れを遮断する工夫、または渋滞時スペースができるよう停車禁止のゼブラゾーンを設けるなど改善策を講じること。
132. 大塚団地住民が利用できるよう、帝京大学構内発百草団地経由多摩センター駅行きまたは聖蹟桜ヶ丘駅行きのバスを帝京大学西側の道路も通るようバス路線・バス停の新設を行うようバス事業者に要請すること。
133. 京王堀之内駅と唐木田駅を結ぶバス路線を事業者に要請するとともに、多摩市と連携した地域ミニバスの運行をめざして調査検討・協議を行なうこと。
134. 蛍公園に面した通りのコナカ駐車場より東側の部分が夜間暗く、側溝もあって危ないので、近隣住民と調整のうえ、街路灯または防犯灯を設置すること。
135. 北野台3-30ひざかり公園の藤棚はペンキがはげ、さびるに任せる状態となっているので、きれいにして藤の花が咲くよう再生すること。