新型コロナ感染症に対する緊急要望書(第7次)を提出

オミクロン株の流行により都内でも一日の新規感染者数が1万人を超えるなど全国で過去最多の感染者数を確認しています。本市においても500名を超える新規感染者数を確認する日があり、自宅療養者は8000名を超え、感染拡大の規模は危機的状況となっています。2月9日、党市議団は、石森市長に「新型コロナ感染症に対する緊急要望書」(第7次)を提出しました。木内副市長、総合経営部長が対応しました。
党市議団は、主に以下の点を要望しました。
・検査キットの確保をはじめ、無料のPCR検査スポットを増やし、一覧を市ホームページに分かりやすく掲載し、周知すること。
・専門職を確保し保健所の体制を強化すること。また市内のホテルを借り上げ、最大限自宅以外で療養できる体制を整備すること。
・ワクチン接種では、希望する方やエッセンシャルワーカーがワクチンを早期に接種できるようできる限り前倒し実施するとともに、接種会場の増設および接種が受けやすい環境を整備すること。
・保育園の休園や学級閉鎖等における対応や事業者・学生支援への継続支援を求めました。
木内副市長は、「陽性者に対して都から食料から届くまでの期間は市が独自に食料支援を行う」との報告がありました。またワクチン接種の前倒し計画とともに会場の拡大や、情報発信をすすめていく考えが示されました。
党市議団は、引き続き皆さんから寄せられた要望の実現にむけて全力で取り組みます。

新型コロナ感染症に対する緊急要望書(第7次)

八王子市長 石森 孝志 殿

2022年2月9日
日本共産党八王子市議会議員団
鈴木 勇次
石井 宏和
望月 翔平
事務局 市川 克宏

日頃の貴殿の市政運営に敬意を表します。オミクロン株の流行により都内でも一日の新規感染者数が1万人を超えるなど全国で過去最多の感染者数を確認しています。本市においても500名を超える新規感染者数を確認する日があり、感染拡大の規模は危機的状況となっています。一方、政府・東京都もPCR検査体制を拡充し無料の検査スポットを設置するなど取り組みを進めていますが、検査キットが不足しており希望する方がPCR検査をすぐに受けられない事態も発生しています。昨年末国会で成立したコロナ臨時交付金も最大限活用して命を守る取り組みを進めていただきたいと考え、以下を要望いたします。

 1, 検査体制の拡充について
① 学校や保育所、介護事業所などの職員や利用者が希望した場合に迅速な検査ができるよう支援し、検査キットを確保すること
② 無料の PCR 検査スポットを増やし、一覧を市ホームページに分かりやすく掲載し、周知すること
③ 検査も行う発熱外来を増やし、実施医療機関を支援すること。

2, 保健所体制・陽性者への対応について
① 外部応援や業務委託だけでなく、保健所としても専門職を確保し体制を強化すること
② 陽性者は入院か宿泊療養を原則とし、市内のホテルを借り上げ、最大限自宅以外で療養できる体制を整備すること
③ 自宅療養者や濃厚接触者について、食料および生理用品、パルスオキシメーターの配布を実施すること。
④ 健康観察を徹底し、迅速に必要な医療提供体制へとつなげること
⑤ 無料 PCR 検査センターで陽性と判断されても『発生届』は出されず、また受診できる医療機関が見つからない事態が起きている。こうした方も保健所として把握した際には独自に陽性者として健康観察など支援を実施すること

3, ワクチン接種について
① 希望する方やエッセンシャルワーカーがワクチンを早期に接種できるようできる限り前倒し実施すること
② 接種会場の増設および会場への移動支援を強化し、ワクチン接種が受けやすい環境を整備すること
③ 訪問接種が利用できる対象を明確にし、連絡先を周知すること

4, 休園・学級閉鎖等における対応について
① 希望する学校に対する都の検査制度を積極的に活用し、家庭状況に応じた支援を実施すること
② 閉鎖を実施している学校を支援し、オンライン授業を実施すること

5, 事業者・学生支援について
① コロナの影響を受けて減収した事業者への支援を継続して実施すること
② コロナの影響を受けている学生への支援を再度実施すること

以上